非線形科学博物館
初代館長 M1 太田(大)
館長のことば:
「温新知古. ほんまに新しいことをするんやったら古いことも知らなあかんで!」
おもに日本の先駆的な仕事を公開します.


・ 11/16/05 (晴れ)

■「SELF-ENTRAINMENT OF A POPULATION OF COUPLED NON-LINEAR OSCILLATORS」 (表紙) (p.420) (p.421) (p.422) … by Yoshiki Kuramoto,Lecture Notes in Physics 収録,1975.

解説: 知る人は知っている古典ですが... 何と30年前に書かれています. 世に出て30年ですが,その実りの大きさはスゴイ. 再読してみて,今行なっている 仕事にリンクする気がしてきました. これってマズイのかも? いまだに蔵本先生の 手の平の上に居るのでしょうか??
・ 5/26/04 (晴れ)

「同期技術と同期現象(最近の研究から)」 (p.200) (p.201) (p.202) (p.203) (p.204) … by 田中久陽,日本物理学会誌,1998年3月.

解説: 手前味噌で恐縮です. 先駆的とは言えませんね. なぜならSteven Strogatz先生を意識して書いたので. でも内容は今もって古くないと思います...
・ 5/21/04 (台風一過 晴れ)

``The supposed synchronal flashing of fireflies'' (p.44) … by Philip Laurent, Science 45 1917.

解説: 当時,ホタルの集団同期明滅の存在は実証されて いなかった. この記事は集団同期明滅は見ている人間の目の瞬きによる産物であり, 実在しないと主張しているようである.. サイエンスとは疑い深いものである? ちなみに一つ前の記事はharvestmen(クモの1種)の集団(推定1000から 2000個体)が同期して振動する 現象を述べている. 現在ではみれないものだろうか?

・ 5/19/04 (曇のち雨)

「ラバウル紀行(1)」の一部(p.200) (p.201) (p.202) (p.203) … by 羽根田弥太,科学南洋, vol.3, no. 3, 1941

解説: 日本人によるおそらく最も初期の東南アジア ホタルの集団同期明滅の記録. 羽根田先生のウイットに注目..
参考: 現在の東南アジアホタル研究の一端 (pdf) (s) … by 田中久陽,「昆虫と自然」,2004年,6月.

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